都立進学指導重点校に合格する

 開成・日比谷・筑駒・早慶附属などのトップ高校志望者が集う最高レベルの模擬試験

 

◆東京都立高校の進学指導重点校とは                    

2001年に教育委員会から指定された、難関大学への合格に特に力を入れる都立高校のことです。進学指導重点校に指定された高校には、以下のような共通の特徴があります。

・各高校が独自の教員公募制を実施して教員を集めている

・入試問題に自校作成問題(独自入試)を導入している

・予備校通いが必要ないほど面倒見がよく、学習指導が充実している

・中高一貫校ではない高校単独校である

2010年現在では、日比谷高校、西高校、国立高校、八王子東高校、戸山高校、立川高校、青山高校の7校が指定されています。

 

◆進学指導重点校が注目を集める理由                   

都立の進学指導重点校は、最近大きな注目を集めていて、受験生からは非常な人気を受けています。進学指導重点校はいずれも、年々難関大学合格実績を上昇させていて、生徒の志望大学への合格を実現させています。2010年は東京大学への合格者総数が過去最高を更新しました。来年はさらなる躍進が期待されています。

教員の質の高さも人気の理由です。進学指導重点校は私立高校のように独自の選考で教員を公募して、合格した教員を配置しています。したがって、全都からトップクラスの優秀な教員が進学指導重点校に集まっています。大学受験用の参考書を多数執筆している先生や、大学の講義も兼任する先生、教科書の編集に携わる先生が多いようです。

進学指導重点校ならば、大学受験で予備校に通う必要はありません。通う必要がないほど通常授業のレベルが高く、夏休みや放課後などの講習・補習もたくさん用意れているからです。同じレベルの私国立高校よりも通塾率が低いのには、面倒見が良さのためです。

進学指導重点校に指定されている7校は、中高一貫校ではありません。同じレベルの私国立高校を調べてみてください。開成、筑駒、学芸大附属、海城、豊島岡女子、城北、桐朋、巣鴨などは全て中高一貫校で、しかも高校から入る人数よりも中学から入った内進生のほうがずっと人数が多い実態があります。

内進生中心の中高一貫校に途中入学するのか、附属中学がなく同じスタートで学校生活はじまる高校に一斉入学するのか、どちらが好ましいのかは言うまでもなく後者です。私立中高一貫校の高入組が入学後に伸びないといわれる一方で、進学指導重点校の大学進学率が大幅アップしているのには、こういった環境の違いもあると思われます。 

 

◆進学指導重点校の偏差値                         

進学指導重点校である7校は、以下のように入試難易度で分類されます。

 都立トップ校 … 日比谷、西、国立

 都立準トップ校 … 八王子東、戸山

 都立2番手校 … 立川、青山

都立トップ校に分類される3校は、都内の最難関高校でもあります。偏差値は早慶附属と同等か超えるほど高いため、特別に高度な受験勉強をする必要があります。特に日比谷高校は、2010年の大学進学実績の大幅伸張もあって、国立の東京学芸大学附属高校を偏差値で超えると予想されています。都立トップ校の合否判定は、駿台模試(駿台公開テスト)でおこないます。

都立準トップ校に分類される2校は、偏差値的には都立トップ校に近く、やはり高度な受験勉強が必要です。都立2番手校は、進学指導重点校の中では偏差値的に最も入りやすいグループですが、人気校であることや大学進学実績の伸張から、一般入試倍率が2倍前後になる激戦です。VもぎやWもぎが実施している自校作成もぎを受ける必要があります。

 

◆進学指導重点校の入試                          

都立高校には推薦入試一般入試の2種類の入試形態があります。

推薦入試は定員の10%から20%という募集人数の少なさで、オール5でも大部分が不合格、入試倍率は4倍から10倍という大激戦です。しかも、2011年度入試より推薦入試の募集枠を少なくする予定なので、推薦での入学はさらに厳しくなります。推薦入試は存在しないものとして考え、一般入試での合格を目指す必要があります。

進学指導重点校の一般入試は、7校すべてが得点と内申の比重が7:3で、かなりの学力重視です。しかも、内申不問で当日の筆記試験の得点だけで合否を決める特別選考枠をほとんどの重点校で設けています。

入試問題は国数英理社の5教科で、うち国数英の3教科は自校作成問題といって、私立高校のように学校が独自の問題を課します。進学指導重点校の自校作成問題は、教科書の細部にわたるまでの正確な理解力と、高度な思考力、記述力が求められるハイレベルな問題です。特に都立トップ校とされる日比谷高校、西高校、国立高校の入試問題は、下手な大学入試問題よりも良質で高度な学力が求められます。

理科と社会は共通問題ですから、難問は少なく満点近くの点数が求められます。近年の都立の理社は難易度が上昇傾向にあって、早期からしっかりと勉強をしていないと、トップクラスの受験生といえども苦戦を強いられます。国数英の3科ばかりに気を取られて、理社が後回しになり、結果的に理社の得点不足で不合格になる受験生が相次いでいます。早め早めの対策をこころがけましょう。

 

◆進学指導重点校の教育                          

進学指導重点校は個性豊かです。校風や学びの特色は高校によって大きく異なります。偏差値だけでなくて、校風や教育を重視した学校選びをしましょう。文化祭や学校説明会に出向いて、雰囲気を感じ取ることが大切です。

 日比谷高校 東京最難関校、国会議事堂を望みながら過ごす3年間

 概要 … 130年を超える歴史のある日本を代表する名門校。夏目漱石、小林秀雄、利根川進ら多くの一流著名人を輩出。SSH指定校

 部活動 … 剣道部、弓道部、水泳部、音楽部オーケストラ班などが大会で活躍し。野球部、テニス部、化学部、天文部、生物研究部も活発

 行事 … 三大行事の星陵祭、体育祭、合唱祭が大変盛り上がる。夏山キャンプや勝山臨海合宿、スキー教室などの伝統行事も

 

 西高校  文武二道の活発な部活動とアカデミックな教養教育

 概要 … 文武二道が伝統。進学校としてはトップクラスの部活動の強さ。受験対策講座だけでなく、アカデミックな教養講座が充実

 部活動 … 高校アメフト部は西高が発祥の地。テニス部、バレー部、陸上部、水泳部、卓球部など強豪ぞろい。

 行事 … 有志による活動が盛んな記念祭、運動会、クラスの団結力を競うクラスマッチなどの行事が盛ん

 

 国立高校  文化祭は「日本一」との評判 自由闊達な明るい校風

 概要 … 多摩地区最難関高校。自由闊達で非常に明るい校風。部活動や行事が非常に活発。大学受験指導も熱心

 部活動 … 加入率は120%以上。野球部は甲子園出場経験もある名門。吹奏楽部や少林寺拳法部、チアリーディング部が優秀な成績。

 行事 … 都内トップクラスの活発さ。文化祭の「国高祭」は日本一の文化祭との評判。第九演奏会はプロのオーケストラと共演 

  

 八王子東高校  徹底した面倒見主義で際立つ国公立大への合格率

 概要 … 徹底した面倒見主義の教育方針で、講習や補習体制が非常に充実。多くが塾なしで大学に合格。行事や部活も盛ん

 部活動 … コーラス部、吹奏楽部、テニス部、サッカー部、卓球部などが優秀な成績をおさめる。ほぼ全員が部活動に加入。

 行事 … 体育祭と文化祭の「しからし祭」が最大行事。ドッジボールなどを2日間かけておこなうスポーツ大会や合唱祭なども

 

 戸山高校  理数系の名門として進化を続ける 医学部進学にも定評

 概要 … スーパーサイエンスハイスクール指定。最新設備の校舎で理数系充実。夏期には100以上の講習開設など受験指導は非常に熱心

 部活動 … アメフト部、吹奏楽部、陸上部、演劇部などが優秀。新聞部なども活発。

 行事 … 戸山祭は1年が発表、2年が演劇、3年が映画製作をおこなう。伝統の新宿戦は50年以上続く名物行事

  

 立川高校  質実剛健、バンカラな校風が健在の多摩の名門高校

 概要 … 旧制中学時代の質実剛健の気風を今なお残る、多摩地区随一の名門校。65分授業など斬新な試みで大学進学実績は著しく向上

 部活動 … 国立高校との交流深い吹奏楽部や、サッカー部、水泳部、ハンドボール部などが優秀

 行事 … 戦前から続く伝統行事の臨海教室は同窓会所有の寮で生活。OBの参加多数。立高祭や合唱祭、演劇コンクールなど行事が豊富

 

 青山高校  都会派高校の最高峰、自由な校風と活発な行事

 概要 … 都会的な洗練された校風。大学受験対策に非常に力を入れ、サテライト講座なども早くから導入。夏には外国人講師による英語講座も

 部活動 … 青山フィルハーモニーは全国レベルの強豪として非常に有名。ほか陸上部やサッカー部、軽音楽部などが活発

 行事 … 文化祭の「外苑祭」は、東京都内屈指の質の高さで非常に有名。青山セミナーでは本気でディベートを1日中おこなう

  

 

◆進学指導重点校対策問題集                         

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